「お金のために働く」──
それが当たり前だと思っていた時代の中で、私たちはどれほど自分の自由を手放してきたのでしょうか。
いま私は、「おてつ旅=お手伝い×旅」というコンセプトの働き方を見つけて、
リゾートホテルで3ヶ月だけ“雇われる”という選択をしています。
決められた時間に出勤し、指示に従い、与えられた役割をこなす日々。
長年自営業で、自由に生きてきた私にとっては、とても窮屈(^^;;
でもそんな現場のリアルを通して見えてきたのは、
私にとって「働く」という行為が、もはや経済活動ではなく、“存在の表現”へと進化しているということでした。
Web5の時代の価値は、“行動”や“役職”よりも、“在り方”や“信頼”によって生まれる──
共鳴や貢献の波がそのまま経済となる──
そんな新しい循環の萌芽を、私はこの労働の中に感じています。
この記事は、私自身が“お金のため”を卒業するためのリハーサルであり、
同時に、誰もが次の働き方を探り始める時代への、小さな提案でもあるのです。
3ヶ月だけ「雇われてみた」理由
自由を生きることをモットーにしてきた私が、今、リゾートホテルで働いています。

8時間シフト、制服、マニュアル、報告・連絡・相談──どれも久しぶりの感覚。
この3ヶ月限定の勤務は、生活のためというより、“体験としての労働”をもう一度見つめ直すため、
そして何より、私の望みのライフスタイル「暮らすように旅する」の実現でもあるのです。
私は長く、自分の感性と直感を軸に仕事をつくってきました。
けれど、「暮らすように旅する」生き方を実現するには、場所と人との“リアルな接点”も必要だと感じたのです。
ホテルの現場は、その両方を観察できるちょうどいいフィールドだったと言えます。
初日から戸惑いの連続でしたが、不思議と心のどこかで「これは私に必要な経験だ」とわかっていました。
Web5的に言えば、これは“新しい価値観のフィールドテスト”。
労働を通じて、自分の時間とエネルギーがどのように循環していくのかを体感する実験でもあるのです。
お金のためにではなく、自分という存在を社会の中で再び動かしてみる──
そんな「働く」の再定義が、この3ヶ月の目的のように感じています。
決められた時間の中で、感じた小さな息苦しさ
決められた時間に出勤し、同じ制服を着て、同じ手順で動く。
そんな日々の中で、最初に感じたのは「息苦しさ」でした。
自分のペースで創造してきたこれまでの働き方とは、まるで別世界。
シフト表に名前があるだけで、自由をどこかに置いてきたような気がした。
けれど、同時に気づいたことがあります。
この息苦しさは、私が“自由”を当然のものとして生きてきた証でもあるということ。
決められた枠の中で動くと、自分の癖や思考の反射がくっきり見えてきます。
まるで、普段見えない心の筋肉を動かしているようです。
Web5的な視点で見ると、この経験もまた“データ”のひとつ。
どんな環境にいても、自分という存在がどう反応し、どう調整していくか。
それを観察することが、個人の信頼構造(VC)を深めるプロセスになるのです。
つまり息苦しさは、制限の中に潜む“自己更新のサイン”。
不自由さを感じる瞬間こそ、自由とは何かを再定義する入り口なのかもしれません。
「お金のために働く」って、本当?
働く人たちの姿を見ていると、みんなまじめで、優しい。
それでも、休憩中の会話に出てくるのは「給料」や「シフト」の話。
誰かが「あと○時間」とつぶやくその声に、少しだけ切なさを感じたりします。
多くの人が、お金を得るために自分の時間を差し出しています。
けれど、それは本当に“生きる”ための働き方なのだろうか。
もちろん、生活の基盤をつくることは大切。
けれど、お金のためだけに働く構造の中では、
人の創造性や歓びが、少しずつ削がれていく。
まるで、魂の呼吸が浅くなっていくように感じます。
Web5的な経済では、「働く=稼ぐ」ではなく、「在る=循環を生む」へと進化していきます。
個人の信頼や感性、つながりの質が、経済の価値そのものを形づくるのです。
そこでは、時間の切り売りではなく、“存在の共鳴”が報酬になります。
私はこのホテルの現場で、その古い構造の中に立ちながら、
新しい社会の光を探しています。
お金のための仕事から、“生きるための表現”へ。
その移行期を、今まさに歩いているのだと思えます。
Web5が映す、次の経済のかたち
これまでの経済は、「時間を切り売りしてお金を得る」仕組みの上に成り立ってきました。
だけど今、静かに地殻変動が起きています。
SNSやWeb3、DAOを経て、Web5では“存在そのもの”が経済の中心に置かれようとしているのです。
行動や成果よりも、「誰が、どんな意図でそこにいるか」が価値を生む。
この変化は、労働の終わりではなく、信頼の始まりを意味します。
人と人が共感でつながり、思いを共有し、共に育てる。
そこから自然に生まれる“信用の流れ”こそが、新しい通貨になります。
VC(価値信用)構造では、貨幣は目的ではなく副産物。
誠実さや貢献、そして透明な意志が、報酬の根拠になります。
Web5的な経済とは、雇用から共創へ、競争から循環へと舵を切るもの。
“私で在ること”そのものが、社会と響き合い、価値へと変わる時代。
経済の未来は、数値よりも「信頼の物語」をどれだけ重ねられるかにかかっています。
リハーサルの中で見えてきた希望
ホテルでの勤務を始めてから、私は毎日、決められた時間とルールの中に身を置いています。
これまで自由を信条にしてきた私にとって、それは小さな“実験”です。
でも、この不自由の中にこそ、未来へのヒントが隠れていました。
自分の思い通りにならない環境でこそ、心の奥に眠っていた「ほんとうの自由」が輪郭を帯びてくるのです。
Web5的働き方は、制度や雇用を否定することではなく、むしろ、その中でどう自分を保ち、他者と信頼を育てていくか──
その「在り方の更新」にあると。
時間や役割に縛られるのではなく、自分の意識がどんなエネルギーを循環させているかを見つめること。
それが、次の時代の働く意義につながっていくのです。
「お金のために働く」という古い動機を手放すとき、私たちは報酬を超えた喜びを取り戻すのです。
誰かを思って差し出す行為や、共に創り出す体験の中にこそ、“愛の経済”が息づいています。
リハーサルはもう始まっています──それは、自由への予行演習であり、信頼と愛がめぐる新しい豊かさのプロローグなのです。
まとめ:お金のために働く時代を卒業していく、私たちへ
3ヶ月のホテル勤務というリハーサルの中で感じたのは、「働く」とは本来、誰かと信頼を紡ぐための行為だということです。
Web5の世界が示すのは、“お金のため”という旧来の動機から、“共感と循環”によって生まれる経済へのシフト。
AIが人間の行動や発信を評価する時代において、最も価値を持つのは「存在の一貫性」──
つまり、どれだけ誠実に自分を生きているか、という信頼の積み重ねです。
VC(Value Circulation=価値循環)型の経済では、与えること・共に創ること・感謝されることが、すべて“新しい通貨”になります。
誰かの笑顔や感動、ふとした共鳴の瞬間が、数値には見えない信用として蓄積されていきます。
その信用が新しい仕事やプロジェクトを呼び込み、また次の循環を生む──そんな仕組みが静かに芽吹き始めています。
そして私自身もまた、その流れの中に身を置いてみて気づきました。
自由に生きるとは、社会から離れることではなく、自分の意志と信頼を軸に「世界とつながり直す」ことなのだと。
リハーサルの期間が教えてくれたのは、働き方を変える前に、“在り方”を整えることの大切さ。
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